犯罪被害に遭われた方へ

 犯罪被害に遭われて大変心労が絶えない事と思われます。真鍮お察し致します。私も今まで犯罪被害を受けた事が何度も在りますので、お気持ちは十分理解出来るつもりです。

 

しかし自問自答が次から次へと浮かび上がって来て「あの日・あの時・あそこに行かなければ・あんな事をしなければ・・・」と自責の念に刈られ落ち込み、負のスパイラルに巻き込まれて世の中が真っ暗に思われているかも知れません。

 

イジメの件でよく言われる「確かにイジメる方も悪いけどイジメられる方にも問題が在る」という言葉。私の見解ですが一方的にイジメられている場合に限り、それはハッキリと間違っていると言い切れます。

 

世の中色んな価値観の人がいらっしゃいますが、上記の言葉については単に責任転嫁をして加害者を庇っているとしか思えません。そんな人とはとは相容れないですし、相容れる必要もありません。

 

では例えば「イジメる人」というのは明らかに「暴力・暴言」等を行ってきますよね?これは明らかに犯罪です。成人以上であり犯罪の事実が客観的に認められ・目撃者が存在し・証拠もあると普通に有罪判決が出されます。

 

それでは仮に「イジメられる人」にも問題が在るとして、反対に裁判に掛けれると思いますか?ムリですよね。

「あの日そこにいたから貴方が悪い」

「あの時そこにいたから貴方がにも罪がある」

「そこへ行っただけの貴方の行動は犯罪を誘発させた」

「あんな事をしただけというがそんな事をしたあなたも悪い」

 

それぞれ状況・組み合わせというものが無限にあるのがこのリアルの世界ですが、だからと言って被害者にも落ち度を求めてまるで加害者の罪を軽くする様な言葉の数々・・・私には到底納得出来ません。

 

 

だから言います。犯罪被害に遭われた貴方は悪くありません!

しかし本当に心苦しくていっそ自殺してしまおうかと考えていらっしゃるかも知れませんよね。そんな時どうすれば良いかと申しますと、誰かにその心苦しい心境を聞いて頂く必要があると思います。

 

家族・親戚・友人・学校の先生・兄弟・・・もし知らない人にお話を聞いて欲しいというのなら無料の悩み相談ダイヤルもありますし、はたまた私でも構いません。

 

辛い事は他の人に話すと心が軽くなるものです。

 

 

世の中善人の方が多くいらっしゃるのできっと貴方の助けになってくれる人が現れると思います。

そして生きることを諦めないで下さい。貴方がこの世から居なく成って欲しいと願う酷い人なんて、貴方には生きて欲しいと思う人の数には勝てる筈がありませんのですから。

 

だから決して諦めないで下さい。生きる事は戦うという事です。自ら死ぬということは自ら負けを受け入れ、犯罪者を肯定してしまうことになりかねません。

 

 

それでも・・・それでも辛いから生きる事が考えられないという方がいらしたら、これを考えてみて下さい。それは・・・

貴方が死ぬまでにしてみたかった事は何ですか?」という事です。死ぬ覚悟をお持ちなら何か・・・たった1つ、その1つだけでも行動に移してみては如何でしょうか?

 

もし旅行が好きなのでしたのなら普段乗る電車やバスの行き先とは反対方向に乗ってみるというのはどうでしょう?

五千円か一万円も使えば普段行った事のない地区にまで行けると思われます。

 

そしてそこで美しい景色等を見たりして辛い現実からは現実逃避をしてみてはどうでしょう?「逃げる」という言葉も「生きる為の逃げ」なら全く問題ないですよ!何故なら最後まで逃げてでも生き延びた人は勝者ですから!

 

例えば・・・戦争へ行って生還してきた人を非難する事はまず有り得ませんし、私から見ても凄いと素直に思えます。

 

 以上長くなりましたが総じて私が被害者の方に願う事はただ1つです。

生きて幸せになって下さい