イジメ&犯罪者の特徴と傾向

 「敵を知り己を知れば百戦危うからずという言葉があります。そしてこの言葉の通りイジメを繰り返す人≒犯罪者の特徴と傾向を踏まえ、対処法を考え・自分の特徴や強みを知ることが出来れば解決策を立てる事が出来ます。そして解決方法が見えてくると私は考えております。(注:連続殺人犯や通り魔殺人の習性とは予め違う事をご了承下さい)

 

 まずイジメを行う原因・目的には2通りのパターンがあると思います。

1つ目は家庭内及び他の人からイジメを受けている為、そのストレス発散として自分より弱いものをイジメるパターン

2つ目は自分には何も自信がないから虚勢を張り、人をイジメる事で「自分は優れているんだ」という優越感・(勘違いの)思い込みを常に持ちたいパターン

 

前者の場合

前者の場合というのは割合が少ないとは思います。このケースではその根本である人をどうにかしないと解決出来ないと思われます。仮にAがBを毎日イジメているとします。しかし実際はAの親やAの兄弟からAは毎日執拗にイジメを受けているという内容です。

 

この場合はAに毎日イジメを行っている悪の根源であるAの親やAの兄弟をどうにかしないと、Aはイジメを止めない・止めれないでしょう。つまり実はAも被害者だったという事なのです。ですがイジメという犯罪をしている事に変わりはありません。

 

この場合Aは心が育って居ない為に「どうする事が正解なのか」という回答に辿り着こうとはせず、安易に自分より弱い者をイジメる事に因りストレス発散&自制心を保とうとしているに過ぎません。

 

人間の道理としてはAは暴力に因る負の連鎖を自分で止めて、誰かに助けを求めたり・相談する事が必要です。

しかし悩んではいるものの「誰かに助けを求めたり・相談する事」=「自分の弱さを認める事になる・恥ずかしい」という思いからか「暴力が強いヤツが偉い」というねじ曲がった思想を他から植え付けられたまま、ただ単にそれを勝手に格下とみなした相手に向かわせ憂さ晴らしをしているという事なのです。

 

この場合の発見・対策方法なのですが、Aよりは地位や体力が上の者がAに真剣に向き合って

「Aどうしてだ?どうしてイジメをするんだ?何か家庭で問題でもあるのか?」と落ち着いて問いかける事が必要らしいです。

反対に良くありがちな怒鳴って・殴って制止するいう方法では益々相手に反発心を植え付けて燃え上がらせてしまうだけで、余り効果がない様です。

 

このケースは私がイジメ自殺防止サミット2014を高知県民体育館にて、自身もイジメに因って中学校二年生の娘を無くしたお母様の体験を聞いた話を元に書いております。(因みにこの日来ていたのは学生・教師・警察ばかりでした)

 

後者の場合

実は自分自身に何も自信が持てないから虚勢を張り、人をイジメる事で「自分は優れているんだ」という優越感・(勘違いの)思い込みを常に持ちたいというパターン

通常はこのケースがかなり多いでしょう。私もかなりこのケースの人間を見てきました。総じて言えることですがこの手の残念な人間は色々な能力値が低スペックでありまた以下のような特徴があります。

 

 

1 人間性が無いです

この世に於ける「どう生きるのが正しいのか」という事について考える力が皆無に等しく道徳心もありません。すでに人としての生きる道を見失っています。この手の人間が社長になる事は出来ても、人が付いて来ない為に会社は存続しないでしょう。

 

 

2 運動能力が低いです

足を止めての喧嘩は慣れているから強いのかも知れません。しかしこの手の人間の学校時代の運動成績を思い出してみて下さい。散々な人が多いです。ほぼ部活もやっていません。何せ努力しませんし長続きしていませんので

 

 

3 勉強が出来ません

「学校の勉強なんて必要ない」そう言いろくに勉強はせず「勉強をするヤツはダサい=勉強をしない俺たちカッコイイ=先生に反抗する俺たち素晴らしい!」という意味不明な風潮・自分ルールを何人かの仲間と作り、必死に自分たちを正当化しようとします。そして社会人になって30歳を超えてのその行く末は散々です。そんなヤツを何人も見てきました。

 

 

4 自分より強いヤツには絶対に刃向かわず勝てる喧嘩しかしません。だから群れます

人をまず見た目で強いヤツか弱いやつかの判断します。見た目で分からなければ少しナメた発言か少し相手を怒らせる発言をしてみます。そこで相手がどんな反応をするかを見ます。そして相手が弱いと決めつけるとそこからイジメ等をし始めます。ここでの特徴というのが「実際に殴り合って相手の力量を図らない」という点ですね。

 

そして「本当は自分が弱い」という事を理解しているので1対1だと殆ど手を出してきません。必ず取り巻きや仲間と一緒に行動をし、イジメ・犯罪をしてきます。1人では行動出来ない行動力の無い人なのです。そして仮に失敗すると他人に責任転嫁をしてきます。何よりも負けて自分が弱いという事実が明るみに出る事を恐れています

 

 

5 ウソをついて自分を大きく見せる事に躍起になります

今までの人生でこれと言って自慢出来るほどの実績が何もありません。自分に自信がないので常に「ウソでも良いから自信が欲しい」と考え、その為他人に対して「俺は昔◯◯ってヤツとタイマンして勝ったぜ!」とか「俺はこんな仕事をして◯◯◯万円儲かったぜ!」等と大ウソをついてでも「他人に崇められたい&格上に見られたい」と常々思い、他人から「◯◯さんって凄いですねー」と証拠も無しに机上の空論で言って貰う事に因り自分に自信を得ています

 

 そこで「◯◯って喧嘩強いのか?◯◯ってヤツにタイマンして勝ったとか言っているけど?」と他の人に聞き込みをして廻ったり「当時のお前の通帳見せて本当にそんなに3ケタも儲かったのか見せてくれ」とこちらが証拠集めを始めると、必死になってそれを隠そうとしてきたり暴力に因って何とか押さえ込もうとしてきます

 

 

6 卑怯な上に負けそうになるとすぐに命乞いをします・・・がそれすらもウソであり罠

勝つ為なら人数を使ってでもどんな卑怯な事でもやってきます。勝てば全て自分の都合の良い様に吹聴して廻れるから&気の弱い相手が黙り込んでくれると思い込んでいるからです。基本的には気の弱い相手ばかりを選んで攻撃しているのでそういった相手に対しての対処法は熟知している様に思われます。

 

仮に少しでも相手が反撃しようものなら「オレ様に楯突いた!&ナメられている!」と激昂してこちらが「止めて下さい」と言っても止める筈もありません。執拗に攻撃を繰り返してきてこちらがかなり衰弱して「もう反撃の意志が完全にありません」という所まで追い込んできます。だって反撃されたら怖いから(笑)

 

しかし反対にイジメや犯罪をする相手に対し、こちらが1人や人数を使ったりして撃破しそうになるとすぐに降参します。先程まで大変威勢が良かったのに関わらず形勢が逆転すると「待て!待ってくれ!俺が悪かった!」と命乞いをしだします。これは良くマンガとかで見かけるシーンですね。

 

これは一体どうしてなのかというとこうやってイジメや犯罪を行う者というのは基本的に「反対にクビを獲られるという覚悟」という真剣さを持って争っていないからなのです。つまり遊びと同じ感覚でイジメや犯罪を行っている訳なのです。戦国時代の武士同士ならお互い真剣勝負の死合をしており、負けたり降参をすると腹切りによる自害を迫られますよね?これが特攻隊も生み出す様なサムライ・日本人気質や文化です。

 

ですがイジメや犯罪行為を行う者というのは「基本的に気の弱い善人」を相手にしていますので待て!待ってくれ!俺が悪かった!」と言えば相手が手を止めてくれると予測していますし、きっとそうやって難を逃れてきたのでしょう。そこで「もう命乞いをしたのだから戦いは終わり。俺の勝ちだ!」と善人が背を向けスキを見せるとすかさず後ろから斬り掛かってきます。だってどんな卑怯な手を使ってでも勝ったヤツが勝者だと思いこんでいるからです。こうして勝った状況時に他の人が見ていなければ、後で自分の都合の良い話に変えて「正々堂々と戦って勝った」等と吹聴して廻るでしょう。

 

また「待て!待ってくれ!俺が悪かった!」と言われてもこちらが攻撃を止めなければ「お前ここで止めてくれなければ後でお前の家族一家を皆殺しにするぞ!」的な脅しを掛けてきたりします。途中で攻撃を止めて考えたとしても同様の意図を感じさせる様な発言や態度をします。つまり「これで懲りる様なオレだと思うなよ。後で体制を立て直してからた~っぷり反撃しに再度来てやるぜ!」と頭の中で考えている事でしょう。

 

そしてノコノコとイジメ犯罪者の仲間の元へ帰ると「今日はタマタマ負けた。しかも負けた理由というのは相手がこんな卑怯な手を使ってこんな事をして来たからであって~・・・」ととんでもないウソを並べ立てて仲間の怒りのボルテージを上げる為に煽り立てて、次回こそは勝ってやろうと画策します

 

 

7 物事を大きな目で見る思考力が無いので、行き当たりばったりで先読みはしません

イジメや犯罪を行う者は得てして目先の事しか頭になく、先を読むことが出来ない短絡的な思考回路しか持ち合わせていません。言い換えると動物レベルの思考回路から少し人間に進化したかな?という感じですね。

ですから怒る→怒りに任せて人を殴る→警察沙汰になり当時の事を聞かれると、前後で矛盾が生じる様なウソをついてでも自分は悪くないと言い張り何とか罪を軽くしようとする→そしてまた人を殴る・・・この繰り返しです。

 

 

8 社会的信用がありません

自ら他人にウソを言い・見栄を張り・暴力を振るい・第三者や警察が介入してくると自分が助かりたいが為に、証拠のあるなしに関わらずひたすらウソにウソを重ねたり自分に都合の良い言葉を並べ立てて自己弁護をします。当然こんな人間に社会的信用はある筈もありません。学校の同級生・身近な人・関わった人はそれらを良~く知っています。

 

 

9 仲間割れをします

こういった犯罪系統の人間というのは世界を良くするとか世間の為という自己犠牲の精神は持ち合わせていません。基本的には自己中心主義ですが自分の欲望の為に周りを利用し、見かけ上仲良く努める事は出来るでしょう。しかしいざとなると簡単に仲間を裏切ります。

 

例えば現代であればマンガ等で見るヤクザの世界を想像して貰えれば分かると思います。暴力が全てという暴力至上主義の世界に於いては、上が邪魔だと思えば真っ先に思いつくのが上の人の存在を抹消する事です。その為には何だってやるでしょう。

そして自分が上の立場に立てば下から吸い上げたお金が沢山集まってくると考えています。しかしそうして上の立場に成り代わった所で、今度は下の者から命を狙われるという構造に成っています

 

 

10 弱い犬ほど良く吠えます

本当は自分が世の中で弱い立場というのが分かっているからこそ、自分より弱い立場と見下している者に対してはすぐに怒ったりして怒号や罵声を浴びせます。そしてそういった行為を他人に見せつける事により「俺は強いんだぞ!」という目で見て貰いたい・自分を自分で守りたいと願っています。だからと言って大々的にTVや新聞やインターネットにニュースとして取り上げられたりして「世界レベルに自分という存在を発信して欲しい」とは願っていないという理解不能な矛盾を抱えています。ですから大々的に取り上げられて批判されると途端にしょんぼり・シュン太郎へと変貌します。

 

こういった人間は些細な事で怒り出して「殴るぞ!」「俺とヤルんか?」「殺すぞ!」といった汚い言葉を使う事が大好きです。最早これが日常会話である為、如何に自分という人間が低レベルであり下賤な人間性しか持ち合わせていないかという事を自分自身で周りに発信しています。そして相手が本気で怒り出して本格的に殺し合いレベルの戦いに発展しそうになると、真っ先に尻尾を巻いて一目散に戦線離脱します

 

1つ例を上げておきましょう。私が家電の配達の仕事をしていた時に50歳の元ボディビルダー世界チャンピオンでありボクシングジムにも通った事のあるオッサンが居ました。自己中心主義で暴力至上主義であるという正にここで紹介するにはピッタリ!な性格な為、この人と家電の配送で組まされた人は尽く仕事を辞めていきました。私は仕事の助手として一緒に仕事をしておりましたが、本当にとんでもない性格な為に色々非人道的な事を行われました。

 

しかし私は反骨精神が旺盛で更には「歩く公共電波」と言われる位なので、何度も盾付き・反論したり・行われた非人道的な行為の数々を細かくメモしたり・録音して上司や社長や会長に報告していた所、最終的には左遷されました(笑)

 

ある日このオッサンがいつもの様に「お前俺とヤルんか?車降りろ!俺と殴り合いやろうぜ!」等と何度も聞いたセリフを言い出しました。私は常々「この小物と喧嘩する理由・大義は無いし意味がない」と思って「ハイハイ・・・」とやり過ごしていましたが、この日は更に頭がイカれていたのか次の様な事を言い出しました。

 

俺はなぁ昔県外のボクシングジムへ入っていて殴り合いには自信があるからよ!今までストリートファイトで殴り合いをした人間は全員2・3発殴ったらスグに倒れるしな!だから俺を夢中にさせてくれる人間がおらんのよ!お前は毎回楯突いてきてムカつくから、俺とストリートファイトして俺を夢中にさせてくれや!!

と何とも50歳とは思えない中学生の様な発言をして来たので次の様に返してやりました。

 

オッサン、そんなに強くて自分を夢中にさせてくれる人が欲しかったらさぁ、そのボクシングジムにプロボクサーも居たでしょう?そのプロボクサーがボクシングジムから家に帰っている途中に突然頭をぶっ叩いたりして

『オイ!お前!俺とストリートファイトしようや!!!』と言って殴り合いしたら良かったんじゃないですかぁ~?

 

すると「いや・・・それはちょっと・・・(´・ω・`)」と先程までの威勢はどこへやら?黙り込みました(笑)所詮この程度の人間はこんなものです。因みにこのオッサンの話を私がみんなに広めて聞いて貰うと、みんな爆笑していました。